7月13日(金) LESSON4:「ひっぱりごっこ」
天気予報は今日も雨。訓練所に近づくにつれて、雲は、厚く重くなって今にも降り出しそうだったけど、奇跡的にレッスンの間は雨が上がっていました。4回目ともなれば、訓練所に来る理由が犬なりにわかってきたのかなぁ、と先生に言われたとおり、アインは今日もわりと集中しています。始めた頃は、てんでこっちの言うことなんておかまいなしだったのに、一応訓練だということはわかっているみたいです。
習得科目 これまでの
習得度
今日のレッスン
脚側行進 家での脚側行進は、一応そつなくこなしています。というのも、左にはついているけど50p位は左足から離れていたり、リードをひっぱらずについては歩いているけど地面の匂いをかいでいたり、人間より半歩前を歩いていたりの状態でした。
始めに、脚側行進の手直しです。地面の匂いをかぎながら歩く時は、そうなり始めた時にリードを上にちょんちょんと引いてショックを与えます。同じく、前を歩きそうになったり離れそうになったりした時も、リードを引いてショックを与えます。
先生の指導中に、隣を歩いていたE.コッカースパニエルに気をとられてコッカーほうに向かって歩き出したアインは、先生に思いきりリードを引っ張られて「ギャン」と、後ろに吹っ飛んでしまいました。何が起こったのかわからないアインは、(コッカーに近づくと嫌なことが起きる)と思ったようで、怖がって近寄ろうとしません。そこで先生は、脚側行進でアインを自分に集中させて何度もコッカーのそばを通ります。うまく出来たらしっかり褒めて、(コッカーに近づくと嫌なことが起きるのではなく、左足について歩くとコッカーがいても嫌なことにはならない)という過程を教えてやることが大切ですと言われました。でも、家でこれは難しいなぁ。
「あとへ」 アインが「あとへ」という言葉がどういうことか、どうやら理解したらしいので次に進みます。「あとへ」は左について座ることだと思っていたのですが、「左足につく」ということだったのです。これからは、訓練の前は、「あとへ」で左に座らせてから脚側行進をして、左につけたい時「あとへ」でつけ、ターンする時も「あとへ」を使います。また、今までは低い姿勢からほうびで誘導していましたが、だんだんほうびの位置を高くしていって、最終的には言葉と簡単な身振りで「あとへ」が出来るようにしていきます。
「マテ」 すわってマテ
「マテ」はよく出来るようになりました。すわってマテをしていると、たまにフセしてしまいますが、その時は「いけない」といって戻り、すわりなおさせます。本当なら、動きそうな時に声をかけ動かさないようにしなくてはいけません。すわってマテでは、緊張したまま待たせておかなくてはいけないので、動きそうになったら、「コイ」で呼んだり、いろんなバージョンのマテを使って、アインに「次は飼主は何をするんだろう?」と常にこちらに集中させたままマテをさせるようにします。
ふせてマテ
ふせてマテは、(ステイ)の意味で使います。立ち話をしている時、喫茶店でお茶を飲む時など、足元でずっと動かないようにさせます(集中していなくてもよいが、そこから動いてはいけない)。飼主はアインを見ていないふりをして、アインが立ち上がったりしたら、すかさず「いけない」と叱ってふせをさせなおします。最初は長い時間は出来ないので、少しづつ練習します。ふせてマテから開放してやる時は、ボール遊びをして犬の窮屈な思いを開放してやります。
ひっぱりごっこ 外でだいぶんボールに執着するようになりました。今日は、先生のお手製のおもちゃを使って「ひっぱりごっこ」の練習です。ひっぱりごっこは、アインをじらして「あー取れそうで取れない・・・」という状態にします。おもちゃに集中してきたところで、アインがしっかり咥えたらわざと負けてやります。その時に、アインのおしりの方向に後ずさりしながら「コイ」で呼びます。「コイ」で呼んだら褒めるのではなく、ひっぱりごっこをします。アインに、おもちゃを持っていくと(遊んでもらえる)と思わせるのです。そうするといつかは、おもちゃを咥えて(遊んでー)と、持って来るようになるのです。また、ひっぱりごっこの終わりは、アインをおもちゃに集中させた(じらせて、アインに取らせない)まま、おしまいと納めるのです。ひっぱりごっこがこんなに奥深いとは・・・。まだ、先生のようにはうまく遊んでやれません。

先生お手製の「ひっぱりごっこのおもちゃ」は、ハイソックスの先になにやら詰め物をして咥えやすくしてある、簡単なものです。アインは、今までボールで遊んでいましたが、ボールはどこまでも転がっていくし、咥えるとアインが「取っちゃイヤー」と逃げてしまうし、ひっぱって飼主と遊ぶということが難しかったので、今日からはお手製のおもちゃをまねて作ってみよう・・・と思いました。